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予防・病気の説明
フィラリア、ワクチン、ノミ/ダニなどの予防 や 痒み、外耳炎、口臭などのよく診察する症状を私なりに解説します。
病気になる前から検診を始めましょう。
ワンちゃん/ネコちゃんはいつも可愛いため小さい子供のように見えますが、実は私たち人間より早く歳をとります。おおよそ7〜8歳からシニア期(老年期)を迎えると考えています。シニア期に入ると軽度ではありますが、何かと病気の諸症状が出始めます。そこで、シニア期に入る前に血液検査/尿検査を行い、その子の正常値の状態を確認することをお勧めします。
まずは、できることから。
老年期になって多い病気は、腫瘍、心臓病、腎臓病、肝臓病、歯周病などです。これらの中で血液検査で早期に発見できるようになったのが、腎臓病です。
腎臓病は、今まで「クレアチン」や「血中尿素窒素」を測定して診断していましたが、2015年よりSDMA(対称性ジメチルアルギニン)が測定できるようになり、また2020年より外部発注検査だけでなく院内検査でも行えるようになりました。すぐに結果を知りたい場合は、20分ほどで結果をお知らせすることができます。
このSDMAは、腎機能が40%壊れ始めてから数値が高くなるため、今まで75%が壊れてから発見していた時よりもはるかに早く見つけることができるようになりました。
さらに当院では尿検査に力を入れています。尿比重・尿中タンパク質は非常に重要で、血液検査と違い尿検査は自宅にて尿を採取することができれば検査が可能です。尿検査だけでも受け付けますので、気兼ねなくスタッフにお聞きください。
腎臓病は、慢性化してから発見してもなかなか維持管理することが難しいため、早期発見がその後の暮らし方に大きく影響を及ぼします。
いつでも、受け付けていますので是非ご相談ください。
尿検査をもっと身近に
尿検査の重要性を診察中や飼い主様への余談としてお話ししています。尿検査では、尿比重、尿蛋白、尿糖、phなどの検査を行います。尿比重や尿蛋白に異変がありそうな場合は、尿中蛋白/クレアチニン比の検査も行います。これらの検査は、院内で行うことができ20分以内で結果がでます。大変有益な検査だということはわかっていましたが、尿を採取するのに困っていました。
数年前より、二重底タイプの「システムトイレ」と呼ばれる猫トイレが普及してきました。
当院で特にオススメするのは、「花王のニャンとも清潔トイレ」です。このトイレで使用する猫砂は、尿が通過しても一般的な尿検査に影響を与えないことがわかりました。尿検査したいときは、底に敷くシートを外しておき溜まった尿を採取して病院へ持ってきてもらいます。
他の方法としては、
・シーツで排尿できる場合は、ペットシーツを裏返し裏面のビニールに溜まった尿を採取する方法
・排尿している最中に、「おたま」や「採尿用のスポンジ」で採取する方法
また少し専門的になりますが、大変わかりやすいホームページがありました。興味のあるオーナー様は立ち寄ってみると役立つ情報があるのではないでしょうか。
お口の健康も大事です。
血液検査のオプションとして、簡単ではありますが歯垢、歯周病菌のチェックも行っています。このチェックは、歯茎に「紫外線ライト」を照射し歯垢を赤く変色させて検出したり、「試験紙ペーパー」を歯茎に沿って当てるだけで歯周病菌の感染状況を推測できます。
診察時間のご案内
診察時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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8:30〜12:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
17:00〜19:30 | ○ | ○ | ○ | ー | ○ | ○ | ー |
当院は、予約診療ではありません。受付順に診察していますが容態の急変によっては順番が前後します。ご容赦ください。
お支払いは、クレジットカード払いにも対応しています。受付または会計時にご相談ください(ただし狂犬病接種の注射代は、クレジット払いができません)。
あらたに、各種QR決済でも支払いもできるようになりました。ご利用の際はスタッフにお声をお掛けください。対応決済は、PayPay、メルペイ、auPay、d払い、楽天Payです。お持ちのスマートフォンにアプリのインストールと設定をお済ませください。